w'ANDのつれづれノート

w'AND illustration代表の佐藤祐輔が考える絵のこと、仕事のこと、社会のこと・・・そんなことを日々つづっていきます。

絵描きのためのビジネス戦略6〜確率と行動指針〜

w'AND illustration代表の佐藤祐輔です。 これまで“ポジショニング”、“ターゲッティング”、“コンセプト”とビジネス戦略の基礎になる考え方をご紹介してきました。今回は少し趣向を変えて、具体的な行動指針を売上目標から導き出す、という話をしましょう。 …

絵描きのためのビジネス戦略5〜自己満足と顧客満足〜

w'AND illustration代表の佐藤祐輔です。 前回、前々回で“ポジショニング”と“ターゲッティング”についてお話ししました。 ここですこし補足しておきます。 “ポジショニング”“ターゲッティング”は自分の仕事を絞り込むために行うものです。 絞り込む、とは自…

絵描きのためのビジネス戦略4〜効率とターゲッティング〜

w'AND illustration代表の佐藤祐輔です。 最初に、前回の“ポジショニング”について補足があります。 絵描きが市場に対して自分のポジションをとる場合、大まかに三通りの考え方があります。 自分の描いている絵に合わせてポジションをとる 自分がねらいたい…

絵描きのためのビジネス戦略3〜絵描きとポジショニング〜

w'AND illustration代表の佐藤祐輔です。 3週間ほど間があいてしまいました。 この間、w'ANDをとりまく状況が大きく変わってきました。 具体的な内容はまだお話しできません。 5月後半にはなにかしらご報告できるかと思います。 さて、“絵描きのためのビジネ…

絵描きのためのビジネス戦略2〜収益をあげることが大前提〜

w'AND illustration代表の佐藤祐輔です。 前回から“絵描きのためのビジネス戦略”と題した記事を書き始めています。 私自身も含め、日本のアーティストの皆様がアートで自立できることを願ってのことです。 「絵で食っていくなんて無理」 世間ではそんな声が…

絵描きのためのビジネス戦略1〜経済的自立はなぜ必要か〜

w'AND illustration代表の佐藤祐輔です。 これまで「なぜ絵描きにビジネス感覚が必要か?」という記事をいくつか描いてきました。 それらの記事は今思うと、「じゃあ具体的にどうしたらいいの?」という疑問には答えていませんでした。 そこで、これから何回…

絵描きがギャラリーと決別すべき理由

w'AND illustration代表の佐藤祐輔です。 ここで何度も書いているように、私は「アートをビジネスとして成立させる」ことを目標の一つに掲げています。 事業を立ち上げるとき、その目標の最大の弊害になるのがギャラリーである、と考えました。 私は当面の間…

“平均値”は人をだます

w'AND illustration代表の佐藤祐輔です。 ビジネスを行っていく上で、数字は意思決定のための協力なツールになります。 w'ANDでは「アートをビジネスとして成立させる」ことを目標のひとつに掲げていますので、ビジネス的な観点、つまり数字を使った意思決定…

金融業者としての覚悟

w'AND illustration代表の佐藤祐輔です。 「アートをビジネスとして成立させる」 w'AND illustrationが掲げる目標のひとつです。 この目標の実現のため、さまざまな業界の方とお話しをする機会を作っているところです。 コンサルティング、医療、金融、不動…

ブログ毎日更新を一日休んでみました。

w'AND illustration代表の佐藤祐輔です。 31日間続いてきていたブログの毎日更新を休みました。 花粉症なのか風邪なのか、くしゃみ鼻水、目のかゆみがひどいのにくわえ、連日の外出もたたって疲労がたまっていたためです。 顔の周辺がずっともやっとするよう…

桜の小盆栽、あるいは可能性の総体

w'AND illustration代表の佐藤祐輔です。 先日、桜の小盆栽を購入しました。 丸ビルの植木屋さんで見かけ、ずっと気になっていたのです。 お目当ての桜はもう売れてしまっていましたが、なかなかかわいらしい枝振りの桜が手に入りました。 花はもう終わって…

料理で鍛えられる4つのビジネススキル+α

w'AND illustration代表の佐藤祐輔です。 今回は「料理はビジネススキルを磨くのに最適である」ということをお話ししましょう。 Cooking! / Webb Zahn 料理をしていると、五感(視覚、聴覚、触覚、嗅覚、味覚)を全部使います。 舌で味を確認するのはもちろ…

夢・野心・挑戦

w'AND illustration代表の佐藤祐輔です。 「女にも野心がある。ただ、女はそれを夢と呼ぶのです。」 中央線に乗っていると、東京経済大学のこんな広告コピーが目に入ってきます。 このコピーに対してネット上に「単なる言葉のすりかえ」という批判が散見され…

五感を研ぎ澄ましてビジネスに取り組むべき理由

w'AND illustration代表の佐藤祐輔です。 本田宗一郎さんのこんなエピソードを聞いたことがあります。 レース場でマシンの性能チェックをしていたときのこと。本田宗一郎さんは路面に腹這いになって表面を観察し、触って感触を確かめ、路面を伝わってくるマ…

ブレーキは安心してアクセルを踏み込むためにある

w'AND illustration代表の佐藤祐輔です。 先日、ファーストヴィレッジ株式会社さんが主催する経営者向けセミナーに参加してきました。ファーストヴィレッジさんの社長である市村洋文さんを含め、4社の代表の方が講演をされました。 市村社長は学生時代、学生…

スヌーズレンとアートが拓く可能性

w'AND illustration代表の佐藤祐輔です。 “日常におけるアートの役割と効果”の中で、建築医療という学問分野をご紹介しました。クリニックの建築物、その外装や内装そのものが治療効果に影響を及ぼす、という考え方です。 これと似た考え方に“スヌーズレン”…

リスクをとる〜安いものには理由がある〜

w'AND illustration代表の佐藤祐輔です。 昨年に初めてお会いしてからなにかとご縁のあるego factoryの阿部さんと打ち合わせをしてきました。 阿部さんは「a・priori」(アプリオリ)というフリーペーパーを発行しておられます。 フリーペーパーといっても、…

長財布とお金のキモチ(あるいは付喪神)

w'AND illustration代表の佐藤祐輔です。 先日、長財布を買いました。 革製で、深い緑のものです。 もともと、事業用に通帳が入るものを、と探していたのですが、なかなか「これ!」というものに出会えませんでした。 法事で新宿に出ることになったため、帰…

【震災関連】世界がひっくり返った日〜東日本大震災回想〜

w'AND illustration代表の佐藤祐輔です。 今回は東日本大震災当日に起こったことを記します。なかにはあの日のことを思い出すのも辛い方もいらっしゃるでしょう。もし辛いと感じられたら、どうぞこのウィンドウを閉じてください。 こうしてあの日のことを書…

夢を語る

w'AND illustration代表の佐藤祐輔です。 私の理想は「絵を描くことがビジネスとしてきちんと成り立つこと」です。 絵がビジネスとしてきちんと成り立つようになれば、日本のアート文化が発展すると考えるからです。 dream, interrupted / Robert Couse-Bake…

豊かな色彩に満ちた世界

w'AND illustration代表の佐藤祐輔です。 私の絵の中から一枚、ご紹介します。 "Meet You"というタイトルの絵です。 セラピールームすずき様で昨年、レンタルしていただきました。 その一部を拡大したものが下の画像です。 ちいさくちょこんといる“ひつゅじ”…

“2つの工場”の思考実験〜“思い”とは何か?〜

w'AND illustration代表の佐藤祐輔です。 昨日の記事“与沢翼氏と絵描きとしての矜持”で「自分の愛着のある商品は大切に扱ってほしい」ということを書きました。 ひとつひとつの絵には私の「思い」がこもっています。 手作りの商品にはよく「作り手の思いがこ…

与沢翼氏と絵描きとしての矜持

w'AND illustration代表の佐藤祐輔です。 与沢翼氏という方が話題になっているようです。 1月13日から2週間、関東のJR前線に黄色の広告を出していたのを目にされた方も多いことでしょう。 (“与沢翼氏の総額3800万円かけた『JR広告ジャック』が話題に”) ご…

あまりきれいではない共感覚

w'AND illustration代表の佐藤祐輔です。 みなさんは“共感覚”というものをご存知でしょうか? ある音を聞くと色が見えたり、数字が色に見えたり、味が触った感覚として現れたり。 このようにある感覚が別の感覚と結びつく現象を“共感覚”と呼ぶのだそうです。…

【震災関連】東日本大震災で学んだ知っておくと便利な6つのこと

w'AND illustration代表の佐藤祐輔です。 東日本大震災から間もなく丸2年。 先日も“理不尽さとともに生きる〜東日本大震災から2年目に思うこと〜”という記事を書きました。 被災者の視点から、もう2、3の記事を書いていこうと思います。 今回は地震のときに…

【絵のこと】循環システムとしての植物

w'AND illustration代表の佐藤祐輔です。 私は「循環」の考え方をとても重視しています。 とくに植物はその「循環」の象徴であると考えています。 先日、ツーバイフォー建材を組み上げて壁を本棚にしました。 (“憧れの壁面本棚を2x4木材15本で手作りしまし…

次世代に手渡すのは「生きる術」

w'AND illustration代表の佐藤祐輔です。 ちかごろよく、「自分の次の世代」のことを考えます。 いまはまだ、自分の仕事を軌道に乗せるのが最優先です。 けれど、まだ「その先」があります。 年齢を経ていくにつれ、ともに仕事をしていく相手はどんどん年下…

理不尽さとともに生きる〜東日本大震災から2年目に思うこと〜

w'AND illustration代表の佐藤祐輔です。 もう間もなく、東日本大震災から丸2年になりますね。 そろそろあの地震があったことを忘れた方もいることでしょう。 私は東日本大震災の被災者です。 当時、私は仙台に住んでおり、職場であの地震を体験しました。 …

絵描きにもビジネス感覚が必要な理由

w'AND illustration代表の佐藤祐輔です。 私は「絵を描くこと」をきちんとビジネスとして成立させたいと考えています。絵描きとビジネスとは一般的にあまり結びつかないと考えられているのではないでしょうか。こんなふうに考える方もいらっしゃるかもしれま…

名刺は紙までこだわりたい

w'AND illustration代表の佐藤祐輔です。 遅ればせながら、2月に入ってからw'AND illustrationの名刺が正式に完成しました。 まずホームページを完成させてから、と考えていたからです。名刺にURLを載せているのにいってみたら「Under Construction」では格…